「やさしい日本語」で伝えましょう
当協会では、平成23年度に、多文化共生の地域づくりを進めていくため、青森県内に住んでいる外国人のみなさんを対象にアンケート調査を行いました。アンケート結果から、「災害時の避難場所がわからない」「災害が起きたときに必要な情報が得られない」という人が多いことがわかりました。
一般的に、災害発生から72時間は、行政による十分な支援は期待できないとされています。また、変化する情報を瞬時に、しかも多くの言語に翻訳することは、とても難しいことです。
災害発生時に的確な情報を適切に伝えることは、外国人を含めた被災した人々の心の負担を軽減でき、災害弱者にならず、逆に復興支援の力になります。
弘前大学人文社会科学部社会言語学研究室では、外国人が災害発生時に適切な行動をとれるように、緊急時は「やさしい日本語」を使って情報を伝えてみましょうと、「やさしい日本語」の研究が進められ、「やさしい日本語」による災害情報をホームページ上で発信していました。
その研究成果は、災害時の外国の方々のために大切な資料となります。当協会ではデータベースとして、その発信を継続します。
「やさしい日本語」資料集
- 「やさしい日本語」のための分かち書きルール
- 「やさしい日本語」におけるやさしさの基準について
- 「地震のことばを知ろう」~「やさしい日本語」で学ぶ100のことば
- 〈増補版〉「やさしい日本語」作成のためのガイドライン
- 「やさしい日本語」パンフレット
- 地震災害基礎語彙シソーラス試案(論文)
- 「やさしい日本語」版災害基礎語彙100
- 「やさしい日本語」大雨・洪水・土砂基礎語彙100
- 「やさしい日本語」を使った緊急連絡のための案文集(1)
- 「やさしい日本語」を使った緊急連絡のための案文集(2)
- 生活情報誌作成のための「やさしい日本語」ガイドライン
- 「やさしい日本語」で表現するカタカナ外来語・アルファベット単位記号用語辞典
- 「やさしい日本語」作り方ガイドブック(カテゴリーI対応)